LPIC-1合格までの勉強方法と勉強時間

 今回はLinuxの資格であるLPICのレベル1を取得した時の、学習方法と資格取得までにかかった時間を解説します。

 LPIC-1の知識はこれまでの記事で解説したVPSでWordPressを公開するときにも役に立ちましたので、サーバー関連の知識をつけるのにおすすめです。

初めてのVPS構築ログ(Wordpress公開)

学習時間

 前提として、学習開始前の私のIT関連の知識はほとんどなく、保有していた資格はITパスポートのみでした。

 また、仕事をしながらの学習になりましたので、平日は1時間、休日(週2日)は3時間ほどの学習時間で取り組んでおりました。

 それを踏まえて資格取得までにかかった期間は約1か月になります。

 合格点ギリギリの点数でしたので、安全な合格を狙うのであれば、1か月半ほどは見ておくとよいでしょう。

 LPIC-1は101試験と102試験の2つの試験に合格することで取得できます。

学習方法

イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本 第2版 【3日】

 最初の3日はいきなりLinuxの学習を始めず、以下の書籍でサーバーの基礎を学びました。

 全8章で構成されていますが、まずは最初の4章を軽く読んでサーバーの大まかな仕組みを把握する目的で使用します。

 それ以降の章については学習していく中で分からない用語が出てきた場合に、巻末の目次やイラスト図解を活用して参考用に利用できます。

 見開きで1つの項目が解説されていますので、隙間時間などに軽く読むことができて便利です。

 サーバーに関する基礎的な理解が進みましたら、次はLinuxの学習に進みます。

1週間でLPICの基礎が学べる本 第4版 【1週間】

 次はLinuxの学習に進みますが、いきなり試験範囲の学習に進まずに以下の書籍でLinuxの環境構築方法や基本的な操作についての学習をします。

 巻頭にはLPICの資格概要とLinuxの仮想マシンを構築する方法が解説されています。

 そこで受験までのイメージを掴み、”VirtualBox”で構築した仮想マシンを実際に操作しながら学習します。

 ここでは完璧な理解を目指さず、書籍に記載してあるコマンドを実際に手を動かして実行してみることで、操作を手になじませます。

 1通り読み終わるころに以下の基本操作を何も見ずに実行できれば十分です。

・Linuxの起動・ログイン
・カレントディレクトリの確認
・ディレクトリの移動
・ファイルの作成
・ファイルのテキスト編集
・ファイルの中身確認
・ファイルのコピー
・ファイルの削除
・ログアウト

 次はいよいよ本格的にLPICの資格勉強に進みます。

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応 101試験【10日】

 LPIC-1の取得には101試験と102試験の両方に合格する必要がありますが、同時に受験する必要はないため、基本的にはまず101試験の学習を中心に行います。

 教科書としては以下の書籍の前半の6章を読み進めます。

 また、並行して以下の問題集も使用しました。

 教科書を1章読み終えた後、問題集の該当部分を解くという方法で進めます。

 また、並行して”Ping-t“というサイトで問題演習や模擬試験を受けることができます。(101試験の範囲は無料です。)

 先ほどの書籍同様、教科書に記載されているコマンドは実際に実行してみることでより理解が深まります。

 基本的には教科書→問題集→Ping-tという順番で学習していましたが、Ping-tはスマホで簡単に利用できますので、通勤時間や仕事の休憩時間に軽く解くという用途でも活用しました。

 試験範囲を学習した後、模擬試験で安定して8割を超えるようになれば、受験をしてもよいころ合いかと思います。

 101試験に無事合格できましたら、102試験に進みます。

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応 102試験【10日】

 102試験に関しても利用する教材や勉強方法は同じです。

 ただし、試験範囲の影響で実際に仮想マシンで実行できないようなコマンドが増えますので、その部分は教科書や問題集を通して理解する必要があります。

 また、Ping-tの102試験範囲については有料となります。

 料金は最安(1か月分)で2,640円となりますので、できるだけその期間内での合格を目指しましょう。

 基本的にはノートを使わない学習方法ですが、問題を解いていくうちに苦手分野がわかってくるかと思いますので、よく間違える問題の用語やコマンド、オプションはスマホのメモやノートに書いて空いた時間に見ることで思い出せるようにする方法がおすすめです。

受験体験記(参考)

 学習方法についての解説は以上になりますが、最後に私の受験体験記を参考までに記載しておきます。

 私が101試験を受験したときは、早期合格を目指していたため模擬試験で7割は安定していますが、8割までは安定していない状況で受験しました。

 学習時間としては約2週間でした。

 結果は以下の通りで合格点ギリギリでした。

 正直、Ping-tで7割安定しており、一般的に合格ラインは6〜7割程度と言われていますので大丈夫だと思い受験しましたが、実際の試験では問題集やPing-tでの問われ方とは違う出題形式のものも多かったので、危ない結果となりました。

 そこで、Ping-tの問題慣れで正解しており、本質的には理解できていなかった問題でいくつかミスをしましたのでこのような点数になりました。

 したがって、解説にも示しましたように8割は安定するようになってから受験するのが得策かと思います。

 それからさらに2週間後、102試験を受験しました。

 前回の反省を活かして、模擬試験の点数が8割は安定するようになってから受験し、問題の理解もなぜ正解なのかなぜ間違っているのか説明できるようになることを意識しながら学習しました。

 結果は以下の通りで前回よりは多少マシでしたが、暗記が必要な問題でド忘れした項目があり失点しました。

 それでもまだ合格ラインには少し余裕があるため、やはり8割安定というのは早期合格を目指す上で良い目安になるのではないかと思います。

 参考になれば幸いです。

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